今回の和解勧告を受けて、原告を支える会として裁判をサポートしてきた、谷口由美子さんに執筆していただいた。
遺族がここまで・・・
亡くなった松木友音さんは、当時大叔父である木幡幸雄さんの家で、お母さんの松木敬子さんと暮らしていました。
この裁判、実質的に闘ってきたのは木幡さんです。あらゆる資料を集め、聞き取り調査をくり返し、学校関係者・教育委員会・生徒・親などあらゆる人々に、いろいろな手段で、説明を求め、事情を訴え、データを集め、学校らが否定できないだけの資料と証拠を自分の手で集めたのです。
担任や市教委の役人たちの言動はもちろん、担任もいっしょになっていじめに加担していたこと。友音さんが1人立ちつくしていたという、衆人環視のつるし上げのような学級活動を何回やったか、まで調べました。同級生に聞き取り調査をしています。同級生の親にも聞き取り調査をしています。
生後10カ月のころから、いっしょに暮らし、笑い、ご飯を食べ、暮らしてきた可愛い子がいじめを苦に自殺を図る。あまりに理不尽です。何があったのかを知りたくて学校を訪ねます。
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