不登校新聞

287号(2010.4.1)

「かがり火」森英俊

2013年12月03日 11:56 by kito-shin
2013年12月03日 11:56 by kito-shin


 桜の季節が巡ってきた。桜の花を見つめる瞳にも、人の喜びや悲しみ、一期一会の思いを託して、それぞれの桜の命を宿していく。

 一昨年、私は大病を患い、病床のうえで「かがり火」の原稿を娘に口述筆記してもらった。病窓から見える桜が見事だった。桜吹雪の中を泣きながら、わが子の手を引いて学校へ往復した人もいたことだろう。桜並木の少年院に子どもを迎えに歩いた人もあったかも知れない。
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