前号で前期試験不合格だった二人の中学生の結果をお伝えしなければならないでしょう。結果的には後期試験も不合格でした。今年からかなりシステムが変わったということもあり、レベルを落としても油断のできる状況ではありませんでした。そのため最後の砦ということで後期の合格発表前から私立高校への進学も視野にいれて手続きを進めてきました。
私立高校の試験日と中学校の卒業式が重なってしまったため、夕方二人きりの卒業式を校長室にて執り行なっていただきました。全教員が二人のために夕方まで残り、合唱をし、証書の授与を見守ってくださったとのことでした。結局二人は、光の子どもの家としては初めてとなる私立高校への入学を決めました。少なくとも最初に目指していた県立高校へ合格することができなかったということ、そしてその結果、仲間たちとの卒業式には出られずにさびしい思いをさせてしまったということは自身の責任として重く受けとめなければならないと感じました。唯一の救いは、切り替えの早い二人が新たなる生活に向けて前向きに準備を進めているということです。 「どんな高校へ行こうが、そこで自分がどうすごすかによってすべてが決まるんだ」という言葉は二度の不合格がなければ伝えなかった言葉かも知れません。
読者コメント