不登校新聞

376号 (2013.12.15)

当事者手記 自分の殻に閉じこもる意味

2013年12月13日 16:00 by kito-shin


 「あなた、自分の殻に閉じこもって甘いこと考えてるんでしょう」。

 先日、とある小説にあったこの言葉を読んでドキリとしました。私も、そうだからです。ずっと、そうでした。それは、自分でつくった、大切な自分の居場所です。まわりを覆うその殻は、周囲から自分を守ってくれて、なかに手を伸ばすと温かくて、優しい。私は、ずっとそんな殻に入ることで自分を守ってきました。

 よく、人は言います。「自閉に陥ってはいけない」と。自分の殻に閉じこもるのをやめて、抜け出し、じかに世界と接しなさいと。たしかに、他人にむけて心を開くのは、大事なのかもしれません。そう考えて、殻を破るとします。あっというまに冷たい水流が心を取り巻き、何も考えられなくなってしまいます。

 だから、私はずっと一人で閉じこもっていました。

 だんだんと息苦しくなってきます。このままでは何か足りない。外に出たい。でも、怖い。そんな折り、この編集部に関わる機会を持ちました。まずい記事を書き、この1年間、参加させていただきました。
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