不登校新聞

273号(2009.9.1)

第273回 協力者会議招集

2014年02月13日 13:32 by 匿名
2014年02月13日 13:32 by 匿名
 

連載「不登校の歴史」


 ここしばらく医療の状況をアンケート調査より紹介したが、2000年に入って、行政の動向はどんなものだったろうか。

 2002年、日本の学校教育は、かねてから移行措置を経て準備してきた「ゆとり教育」を柱にした新学習指導要領の完全実施に移る。テストで計る成績よりも体験教育重視の総合学習を軸に、土曜日を休校日とする学校5日制が始まったのである。

 しかし、私の実感としては、「もう文科省は、本気でゆとり教育をすすめる気はない、でも、それをすすめてきたメンツや流れがあり予定どおり実施している」と感じられた。

 表向きの流れの本質を見るには、表向きから振り落とされる問題行動とされる子どもたちへの認識・対応を見ればよい。
 00年には、弁護士や子ども支援団体など多数の反対を押し切り、厳罰化した改正少年法が成立している。その前年99年には、これまた多くの反対を押し切り「国旗国歌法」が成立している。
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