不登校新聞

380号 (2014.2.15)

声 いまの憂うつと夢

2014年02月14日 14:14 by kito-shin
2014年02月14日 14:14 by kito-shin


 自分は、12歳でいじめを受け、人との関わりが怖くなり、不登校になった。5年間、家族とも話せないひきこもり状態が続いた。18歳のときから、外に出るトレーニングを始めた。19歳になる前、フリースクールに行くことになり、人と関われることができるようになった。いま22歳、いまだに外出すると人の目線がやっぱり怖い。
 
 同い年ぐらいの人と自分を比較して、自分自身に劣等感を抱きすぎているせいなのかもしれない。同い年だけじゃなくて、40代~50代ぐらいの人から見たら「ダメなやつだな」なんて思われているんじゃないかとも思う。外に出るたびに、外出がおっくうになるし、憂うつになる。
 
 でも、「不登校、ひきこもりでも見返してやりたい」と思い、いま、高認を取ろうと努力している。自分は漢字や英語は苦手だ。日常的にやや不便なこともある。勉強すれば将来的にもプラスになるんだと思う。



この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「40代で人生2度目のひきこもり」ひきこもり経験者が語るふたたび動き出すまでの出来事と気持ち

624号 2024/4/15

「30歳を目前に焦っていた」就活失敗を機に大学生でひきこもった私が再び動き出すまでに取り組んだこと

623号 2024/4/1

14年の心理士経験を経てわかった「学校へ復帰するよりも大切なこと」

621号 2024/3/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…