不登校新聞

271号(2009.8.1)

苦しんだのは「教育する視点」 丸山康彦

2014年02月19日 14:03 by nakajima_


 今回は丸山康彦さん。丸山さんは自身の不登校、ひきこもり体験をもとに、相談機関「ヒューマン・スタジオ」を開設した。不登校やひきこもりに悩む本人や親の相談支援を始めたきっかけや今後の活動の展望について、丸山さんご自身の体験を交えながらうかがった。

――不登校、ひきこもりの経験からお聞かせください。
 私が学校を休み始めたのは、高校に入学して半年がすぎたころでした。じつは、私は高校1年生で留年を4回経験していて、7年かけて高校を卒業しました。4回目の留年が決まる前のことは、いまでも鮮明に憶えています。今度こそ退学させられると思い、それが怖くて家のなかで物にも親にもあたりちらし、暴れ尽くしたあと、つきものが取れたような感覚を覚え、それから一日中、部屋で自分自身と向き合いました。すると、退学になることが怖くなくなって楽になり、かえって元気に登校できるようになったのです。

 当時の担任の先生も「本人にこれだけやる気があるのだから」と力を尽くしてくれ、5回目の1年生をできることになりました。それから2年生、3年生は留年することなく、充実した学校生活を送りました。中学生のころから教師になりたいと考えていたため、その後は大学に進学したのですが、最初の教員採用試験に受からず、非常勤講師として1年間働きました。しかしその後、ある出来事から人間不信に陥り、それから数年ひきこもりました。
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