不登校新聞

269号(2009.7.1)

渡辺位さんに聞く ’98

2014年02月26日 16:17 by 匿名


今号は、不登校新聞社が渡辺位さんにはじめてインタビューした記事を掲載する。掲載当時は、1998年8月15日号と9月1日号だった。

――児童精神科医になった理由から教えてください。
 学生のとき、小児科に興味をもち、子どもにもかかわりたいと思いました。国府台病院(千葉県)でインターンをしたら、児童精神医療の部門があったので、そこに進みました。精神医療に進んだのは、血を見たくないという理由もありました(笑)。

 インターンを1年やって、それから1952年から1991年までの約40年間、国府台病院にいました。インターンのとき、当時の院長から「下医は病を医する。中医は人を医する。上医は世を医する」というドイツの格言をひいて、「みなさんは中医たれ」と聞かされました。

 まさにその通りだと思いましたね。下医は現象にとらわれる。病気しか見えない。上医は、世を医するというのだから政治の仕事。医者として世の中にどう関わるのか、よく考えてみると、医者は、病気ではなく人を医さなければならない、と思いましたから。

――登校拒否をどう思われていましたか?
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

子どもの命を奪った「風の子事件」から見える、現代社会への問い

557号 2021/7/1

他者との「ちがい」から考える、自尊感情を高める教育とは

557号 2021/7/1

ひきこもり8050問題は本当に問題ですか? 臨床心理学者の反論

530号 2020/5/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

558号 2021/7/15

コロナ禍で不登校が増えていると言われています。1年以上に及ぶ子どもたちはコ...

557号 2021/7/1

俳優やモデルとして活躍するゆうたろうさん。不登校だった際に苦しかったことや...

556号 2021/6/15

中学と高校で不登校をした現役大学生2名ののシンポジウム抄録を掲載します(主...