2009年4月28日、最高裁は熊本の7歳男子(小学校2年生)が受けた体罰問題で、教員の体罰の違法を認めた地裁、高裁の判決を取り消し、男子の損害賠償請求をしりぞけた。
最高裁は、教員の尻を2回蹴って逃げる悪ふざけをした男子に対し、教員が胸元の服をつかんで壁に押し当て、大声で「もう、すんなよ」と叱った行為が罰として肉体的苦痛を加える目的はなく、教育的指導の範囲内で、学校教育法が禁止する体罰ではないとした。
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