不登校新聞

266号(2009.5.15)

第266回 診断名は「不登校」

2014年03月13日 12:26 by nakajima_

連載「不登校の歴史」


 01年に実施した「不登校と医療」アンケートのうち、受診について、もう少しくわしくみてみよう。

■受診時の子どもの状態


 自由記述で、子どもに「医療機関にかかったときの状態」を聞いたところ、「精神的なつらさ」を訴えていた人が最多で30%、次に「身体症状」を訴えていた人が22・2%だった。身体症状を訴えていた子どものなかにも、精神的なつらさを訴える人が6割もいたことは、注目されてよい。つまり身体症状の訴えと精神面の苦しさ・不安などとは密接な関係があると言える。何を子どもが求めていたのか、その子どもの気持ちが非常に重要だと言える。

 親からの回答をみると、受診時の子どもの身体状況は、「腹痛」46・7%、「不眠」41・7%、「無気力」38・9%、「頭痛」37・2%、「昼夜逆転」37・2%の順に多かった(複数回答)。これらの5つは、不登校の初期、または不登校を否定的に考えているときに見られることの多い状態で、もっと不登校について、親に情報があればちがう結果になっていたかもしれない。もっとも、どんなときでも、医療にかかって悪いわけではないが、「無気力」や「昼夜逆転」でも、高い比率で受診させることがわかった。

■医療機関での検査

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