2月28日、104歳で天に召された、まど・みちおさんの「ナマコ」の詩が好きだ。『ナマコはだまっている/でも「ぼくナマコだよ」っていっているみたい/ナマコのかたちで いっしょうけんめいに…』私の法律事務所の小さい水槽の最初のあるじも一匹のナマコだった。

 越前海岸で釣りをしたときに、釣ったというより針にひっかかったナマコを「めずらしい」と言ってバケツに入れて持ち帰って妻に叱られ、翌朝になっても生きている生命力に感動して、海水魚店の店主に教えてもらってナマコのために水槽を事務所に備えつけた。

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