子ども若者編集部の活動発表会のようす
子どものころから、みんなのなかに自分は含まれていないし、私が私である必要はないと思っていた。
つねに周囲をうかがいながら主体性を持たずに他人軸で生きてきたので大人になった今も私には自分がない。自分がないこと、年齢相応の社会スキルがないこと、そんなことに気がつき、身動きできなくなっていたときに本紙と出会った。32歳。子どもでも若者でもない。すでに大人の年齢だ。
本紙を読み、当事者たちの自分自身を語る視点と言葉に出会い、おもしろいと思った。自分のことを書いている。自分のことを真剣に考えている。カッコいいと思った。すごくカッコいいと思った。
会社には行った でも心は…
石崎森人さんがひきこもりから脱ひきこもりするまでを本紙で書いた連載「ひきこもるキモチ」はくり返し読んだ。(354号参照)
私は、以前、会社に務めていたので石崎さんのようなひきこもりではない。だけど、共感できる。心はずっとひきこもっていたから。もう何年もひきこもりの人たちと共通するメンタリティを持っていることに気がついた。同じような人たちがいるんだ。石崎さんが書いて発信してくれたことは、希望と勇気だと思った。
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