不登校新聞

265号(2009.5.1)

第8回 底つき体験、自分の軸に

2014年03月19日 12:04 by nakajima_


連載「親子ってなんだろ?」


 前回に引き続き、箱崎幸恵さんのお話。今回は、「自分の気持ちと向き合う」ことを中心にお聞きした。

――箱崎さんは「自分の気持ち」と向き合う大事さをずっと訴えていますね。
 私が19歳のとき、父はガンで入院しました。入院する直前、私に「悪かった」と言ったんです。不意にそう言われて、私は何も言えずに無視してしまったんです。そしてそれが父と交わした最後の言葉になりました。父は入院してすぐに意識がもうろうとなり、そのまま亡くなっていきました。すごく後悔しました。父が「悪かった」と言ったとき、なんでもいいから自分の気持ちをぶつけていればよかった、と。

 私は乳ガンという病気を境に気持ちを吐き出し向き合える機会を得ましたが、虐待をした親や里親を希望する親でさえも、やはり「自分の気持ちを抑圧してきた」という経緯がある人が多いように感じています。どんな人でも自分の気持ちと向き合うことが必要だと思っています。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

東大生より不登校のほうが人生を始めやすい理由 東大教授・安冨歩

474号 2018/1/15

働けない人へ「100%大丈夫です」FDA代表・成澤の提案

471号 2017/12/1

ビリギャルが「偏差値の上げ方」よりも伝えたかったこと【不登校経験者が聞く】

471号 2017/12/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

474号 2018/1/15

安冨さんは2013年から女性向けの服を着る「女性装」をするようになった。「...

473号 2018/1/1

2017年も、子ども若者に関わるさまざまなニュースが飛び交いました。そこで...

472号 2017/12/15

みんなが学校に行っている時間帯は「楽しいこと」をしてはいけないって思ってい...