不登校新聞

261号(2009.3.1)

第7回 相馬豊さんに聞く(下)

2014年04月17日 12:23 by nakajima_


連載「親子ってなんだろ?」


「親・子ってなんだろ?」の7回目は、前回に引き続き、ファミリーグループホームを営む相馬豊さんのお話を掲載する。

――入所当初の子どもたちは、どんなようすなのでしょうか?
 2~4歳ぐらいの子たちだと、最初はまず赤ちゃん返りです。女房の後追いから始まり、おっぱいを求め、抱っこを求め、外に出ればお店の品物を壊し、なんだかんだとぐずり泣く。

 赤ちゃん返りは最大で1年間、たいがいは半年ぐらいは続きます。それが終わると「僕のこと好き?」と何度も確認してくる確認行動に出ます。確認行動までくれば、大人側は暗いトンネルに一筋の光を見た気にやっとなるんですよ。赤ちゃん返りの時点で、ダウンしてしまう里親の人もけっこういますから。女房も2年連続で幼児を受けいれたときは3年目にダウンしました。

 私は、受け入れの1年目にすごく力を注ぎます。1年目に赤ちゃん帰りや確認行動といった絶対的に甘えられる関係を経験することでしか得られない「絆」が、そこでできあがるからなんです。1年目を過ぎたら寝ていても、と言ったら大げさですけど(笑)、あとは時間が解決することのほうが多いですからね。

――小学生や中学生から来る子どもたちは?

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