著・柏葉幸子/講談社
パンの木になった大きな実は、皮をむいて櫛形に切るとバターがとろけたパンが現れる。言葉を話す大きなビーバーは、貝殻でできた船の運転手。そこらに住む人はみんな魔法が使えるらしい。いつもの習いごとの帰り、主人公の女の子が乗った列車は、そんな世界に迷い混む特別列車だった。元の世界に戻るために、そして魔法の世界で初めて出会った魔王の、家族との暮らしをとり戻すため、修行の旅に出るわんぱくな王子のお供をすることになる。
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