不登校新聞

257号(2009.1.1)

週刊少年マガジン編集長に聞く

2014年05月12日 14:02 by 匿名
2014年05月12日 14:02 by 匿名
 
 
 ふだん、何気なく読んでいる少年漫画誌。しかし、よく考えてみれば、毎号何百万部も売れている雑誌がどのようにしてつくられているのか、皆目見当がつかない。そこで、子ども編集部では『週刊少年マガジン』編集部にお邪魔し、編集長の森田浩章さんに「編集長の仕事とは何か」をうかがいに行きました。

――編集長とはどんな仕事なのでしょうか?
 大まかに言えば、『週刊少年マガジン』(以下、マガジン)という我が子の幸せを考えるということです。雑誌の幸せというのは、たくさん売れることで、「そのためにいま何が必要か」ということを常に考えるのが僕の仕事です。そのなかでもっとも大変なのは「どんな新連載を始めるか、どの連載を打ち切るのか」を決めること。これに関してはすべて僕の独断で決めています。

――会議などで決めないのはなぜなのでしょうか?
 「『マガジン』は僕がすべての責任を取ります」という考えにもとづいてのことです。発行部数が落ちれば100%僕の責任だし、売り上げが伸びれば評価の一つになる。作家さんを前に、「この連載はこういう理由で打ち切りにします」と伝えることは非常につらい仕事ですが、それが僕の役目だと考えています。
 
 
『月刊少年サンデー』・『月刊少年マガジン』創刊50周年記念コラボ表紙企画(2008年3月19日発売4月2日号) 

 漫画の力ってすごいんだ

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