お正月の楽しみといえば、「お年玉」だろう。「おじいちゃんからの分はゲームに使って…」と、「取らぬ狸の皮算用」に私はいつも真剣だった。そして、いざお年玉をもらうと、そそくさとトイレに駆け込む。無論、中身を確認するためだ。「お正月時の子どものトイレ利用率」などという統計を総務省が取れば、おそらく通常時の1・5倍増という結果が出るのではないだろうか。
ところが最近、私自身が甥や姪にお年玉をあげる立場になった。中身の確認のためだけではなく、「お年玉をあげたくない大人だって、お正月にはトイレに駆け込むんだぞ」ということを、この場をかりて、全国の子どもにお伝えしたい。
(東京編集局・小熊広宣)
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