不登校新聞

256号(2008.12.15)

いじめから9年、ようやく言葉に

2014年05月12日 15:39 by 匿名
2014年05月12日 15:39 by 匿名
 
 
大阪府に住むM・Yさんは現在23歳。中学生時代にいじめられた経験について、いまやっと言葉に整理できるようになったという。今回、いじめを受けていた当時の体験を踏まえ、現在いじめをしている人、いじめられている人への思いをつづっていただいた。

 いじめで実際にあったことです。中学1年生のとき、「服がださい」と不良の男子生徒に目をつけられたのが最初でした。「きしょい」と言われ、それから、だんだんほかの生徒からも「Mってきもい」と言われるようになりました。

 仲がよかった女子生徒からまで、「Mさんって最初はよかったけど、なんかなぁ……」と言われはじめ、「きもい」「ブス」「デブ」「よごれ」「もののけ」「学校来るな」など、たくさんイヤな言葉を言われました。

 横を通るたびに言葉の暴力をあびせられ、授業中も、わざと聞こえるように悪口を言われました。仲がよかった人も、不良のリーダーには逆らえず、だんだん「悪魔」になっていきました。
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