不登校新聞

254号(2008.11.15)

第254回 文科省が後援しないわけ

2014年05月22日 15:29 by 匿名
2014年05月22日 15:29 by 匿名

連載「不登校の歴史」 

 
 第8回IDECを日本で開催しようと、フリースクールの子どもたちがもり上がっていた99年~2000年にかけて、不登校の状況の一端をあらわす17歳の事件が起きている。西鉄バスジャック事件である。IDEC準備中の5月連休で起きた。ほかにもいくつか少年事件が起きるが、あとでまとめてとり上げたい。

 IDEC準備中のことで忘れられないのは文科省とのやりとりだ。

 私たちは、国際交流そのものが意味深いことであり、不登校の子どもたちがこんなに前向きにイキイキとがんばっているのだから、文科省の「後援」をとりたい、と早くから申し込んであった。しかし、なかなか返事がない。事前チラシに間に合うよう頼んでいたが、返事がなく時間切れ。それでも当日資料にだけでもいいから承諾を得たいと思い、何度目かの電話をした。すでにギリギリだというのに、窓口に出た若い女性は「まだ回答が出ていません」と言った。
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