不登校新聞

387号 (2014.6.1)

かがり火 奥地圭子

2014年05月30日 11:56 by kito-shin


 被災地と不登校。これはたいへんだ。昨年度調査で、中学生不登校の占める割合は宮城県が最多となった。

 被災は子どもにとって、とてつもない恐怖であり、衝撃であった。直後から不登校になった、そのままひきこもった子の心象はどんなものだったのだろう。

 不登校で家にいた子にはこんなことが起きていた。震災時、自宅に津波が押し寄せたが2階はかろうじて残った。しかし生活必需品は1階にあり、みな流され、その後は田舎の実家で暮らすことになった。転校手続きをとったが、子どもは通えない。理解できない祖父母や親戚の暴言に日々苦しみ、1年後、被災地の自宅に戻った。2階だけで暮らしている子の心象風景にはなにが映っているのだろう。

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