不登校新聞

388号 (2014.6.15)

ぬいぐるみの旅行代理店を取材

2014年06月13日 15:13 by kito-shin
2014年06月13日 15:13 by kito-shin

東園絵さん(ウナギトラベル)

 世の中に仕事は「3万種類ある」と言う人がいる。本当のところは定かではないが、ものすごい多いのはたしか。私たちは「仕事」というものをとてもせまいイメージで捉えていたのかもしれない。このコーナーでは「仕事観」をぐっと広げてくれるような、めずらしいお仕事を紹介していく。今回は「ウナギトラベル」。

 ぬいぐるみを旅行に連れて行ってくれる会社「ウナギトラベル」。希望者が旅行プランを注文し、ぬいぐるみを送付すると、ぬいぐるみたちは観光名所をまわり、ライブで道中の写真がfacebookにアップされる。もちろん旅行後にDVDで旅先の写真を渡してくれる。人間の同行はなし、あくまで「ぬいぐるみの旅行代理店」だ。
 
 この会社を一人でつくったのが東園絵さん。東さんはぬいぐるみと接するうえで大切にされている思いがある。それは「お客さんの気持ちに寄り添って写真を撮ること」。たんにツアー先で写真を撮っただけでは感動が生まれない。参加者のぬいぐるみたちはさまざまな思いが込められてウナギトラベルへとやってくる。なかには持ち主の切実な願いを託されたぬいぐるみもいる。そんな「一人ひとりの思いや気持ちを理解することが大事」だと東さんは言う。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「つらいなら1日ずつ生きればいい」実業家が伝える刹那的生き方のススメ【全文公開】

625号 2024/5/1

「他人を気にする時間はもったいない」SNS総フォロワー数160万人超えのひかりんちょさんが今つらい若者に伝えたいこと

624号 2024/4/15

「保健室は子どもに休み方を教える場所」元養護教諭が語る学校の保健室の使い方

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…