「30・15戦略」。スパイ映画のタイトルのようですが、ちがいます。福島県教育委員会が進めている学校復帰率30%、不登校数15%減の数値目標を掲げた不登校対策です。学校現場は統計上の数値に一喜一憂することになり、別室登校を「復帰」と見なしたり、子どもを医療機関に送ることで、病欠を増やしたりしました。

 親の会で語られる悩みも、まじめで善意の教師の家庭訪問や頻繁な電話への対応に疲れはてたというものが増えたのです。不登校の子どもや親を苦しめているものは、不登校への対策やまなざしです。

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