不登校新聞

389号 (2014.7.1)

記者コラム 個性幻想を打ち砕いてくれた取材

2014年06月27日 11:53 by kito-shin

芸術家・横尾忠則さん

連載「記者コラム」


 「個性的な人間になりたい」と10代のころ、思っていました。その憧れは、10年間、数々の大物へ取材することで、こっぱ微塵に打ち砕かれました。
 
 事務所にはかならずカギをかけない人、絶対に眼を合わせない人、何を聞いても自分のしゃべりたいことだけを話す人、自由奔放さゆえ、とても個性が光っているように感じました。
 
 でも、私だって人より自由に生きてきたと思うんです。髪型がべん髪(ラーメンマンみたいな髪型)だったこともありますし、パジャマで外出したこともあります。学歴だって中学から不登校ですから「事実上、中学中退」と際立っています。
 
 でも、そんなもんじゃないんです、大物の「自由」というのは。
 
 いまでも編集部内の語り草になっているのが、故・森毅さんのFAXです。森さんに講演依頼をしたところ、数日後に「辞めときます」とだけ書かれた紙がFAXで到着。宛名もなければ自分の名前もない。白紙にただ書かれた「やめときます」の文字、私たちの頭も一瞬、真っ白に……。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

468号 2017/10/15

10月22日に投開票が行なわれる衆議院選挙。各党の不登校政策・いじめ問題へ...

467号 2017/10/1

アメリカ出身の日本文学者・ロバート キャンベルさん。子どもを取り巻く現状や...

466号 2017/9/15

いま20歳になる息子の父です。息子は、小学校の低学年のころは楽しくすごして...