不登校新聞

252号(2008.10.15)

第252号 海外フリースクールとの交流

2014年07月03日 15:55 by 匿名
2014年07月03日 15:55 by 匿名


連載「不登校の歴史」


 前号で、全国ネット夏合宿松江大会で、韓国と日本の不登校の若者どうしのシンポジウムを紹介したが、この世紀末1999年は、日本のフリースクールの子ども・若者が、世界のフリースクールの子ども・若者と出会い、つながりあう大きな一歩の年となった。

 松江大会の一カ月前、東京シューレの子どもたち15名と親1名、スタッフ3名が、イギリスのサマーヒルスクールを訪れた。7月21日から8月2日まで、「International Democratic Education Conference(略称IDEC・アイデック)」参加のためである。IDECは直訳すると国際民主的教育大会となるが、そんな固いイメージではない。世界各地から、フリースクールの子ども・スタッフ・親・ホームエデュケーション家庭・研究者や教師などが集まり、講演、シンポジウム、ワークショップ、パフォーマンス、遊び、会議などを通し、のどかに、なごやかに交流している。それ以前には、1993年に、子ども中心の教育に関する国際的な集まりがあったが、参加者のほとんどが学者で、内容も抽象的な理論が多く、実際に子ども中心でやっている人たちにとってはおもしろくなかった。そこで、実際にフリースクールをやっている人、スタッフたちが集まり交流したのが始まりである。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…