不登校新聞

391号 (2014.8.1)

うれしかったお父さんとの会話 (Y.Y)さんの場合

2014年07月30日 16:25 by kito-shin


 わたしはふだん、父(56歳)をどこでも連れて行ってくれるアッシーとして認識している。
 
 そんな父にわたしが聞くことと言えば「最近、会社でヤな人いる?」だ。
 
 その問いに父は鬱憤を晴らすかのように答えてくれる。まわりの人を怒らせてばっかりの人とか、飲めないほどアルコール度の強いお酒ばかりをお土産に持ってくる人……。
 
 わたしはその話を聞くと「なるほど、こういう人も会社にはたくさんいるものなんだな」と感じ、「わたしも社会でやっていけるんじゃないか」という謎の安心感が得ることができる。なにより無邪気に話す父の姿が見ていて楽しいのだ。
 

父とともにコミケ、CD屋に

 
 あるとき、父がヒマそうに家にいるので、なんとなくコミケ(※同人誌即売会)に誘ってみた。
 
 もちろん、父はアニメやマンガといったオタク文化に興味がない。興味があるのはわたしだけ。渋々ながらもコミケについてきた父の感想はこれだ。
 
 「気持ち悪かったけど、こんなに多くの人が集まる催し物だったら、人生に一度ぐらい経験してもいいな」。ちなみにコミケは、多いときで1日の参加者が23万人に達する一大イベント。
 
 後日、父が若い社員との飲み会で、コミケの話をしたらしい。すると、若い社員はオタクだったらしく、たいへん驚き、父は少し鼻が高かったみたいだ。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

姉として何ができる? きょうだいが不登校になったとき【不登校当事者手記】

484号 2018/6/15

学校に行かないってどんなこと?【不登校経験者・親の講演抄録】

484号 2018/6/15

私の生きづらさと孤立感【子ども若者編集部コラム】

484号 2018/6/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

484号 2018/6/15

2014年に解散したヴィジュアル系バンド『ν[NEU]』の元リーダーで、現...

483号 2018/6/1

学校で「これがイヤだった」という明確な理由はないんです。ただ、小さな「イヤ...

482号 2018/5/15

かたくなに精神科に行くことを拒んでいた私が、みずから行こうと思ったのは、自...