不登校新聞

249号(2008.9.1)

親だからできること、親にしかできないこと

2014年08月07日 15:40 by 匿名
2014年08月07日 15:40 by 匿名


2008年の夏合宿は550名の参加があった。大会では、子ども、若者、親のシンポジウムが開かれた。親シンポジウムの抄録を掲載する。

我が家はホームエデュケーション


 わが家は3人家族で、娘はいま14歳です。娘は小学校2年生の途中から不登校をし、その後は家で育つ「ホームエデュケーション」をしています。

 小学校入学直後から、娘の生活がすごく生活が忙しくなったのを肌で感じました。2年生ぐらいからは表情も陰ってきましたし、徐々に「私には自慢するものが何もない」とか、「どうやってもその心の隙間が埋まらない」とか、そういう趣旨のことを言い始めました。また、だんだん増える宿題がなかなか終わらないと、パニック状態になって泣くようなことも増えてきました。一方で私は「イヤだな」と思いながら、毎日、娘を急かしていました。学校が始まってからの私と娘は、時間泥棒に時間がとられちゃったみたいにどんどん忙しくなって、巨大なものに押し流されてしまう感覚がありました。
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