「僕、明日から学校行かない!」
先生に無断で学校を早退し、「ただいまぁ……」のあとに息子が明るく、きっぱりと言ったセリフです。小学校5年生の1学期なかばごろだったと思います。母である私は『あぁ、きたな、やっと!』と思いつつ「あっそうなんだ、ふぅ~ん?」とそのときには答えたと記憶しています。なにしろ今から17年前のことですから。担任からすぐに電話がかかってきて、「突然いなくなってしまい、大騒ぎだったんですよ」と言われたことは覚えています。
次の日から、息子自身の判断で「学校を休む」日々が高校を卒業するまで続きました。小学校はイベントの日にだけ登校し、中学校は部活時間だけに登校して授業はお休みしていました。高校に入ると、今度は単位を指折り数えながら、低空飛行で卒業いたしました。これは「不登校」なのでしょうか?
「原因はいろいろ考えられるし、きっかけは何だろう?」と思うことがあります(いまとなっては、私自身の記憶もあいまいで、もしかしたら、同時期に先生とトラブっていた中学生の娘のことと混同している可能性もありますが)。
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