不登校新聞

393号 (2014.9.1)

第393回 セミナーで語られたこと(3)

2014年08月29日 17:32 by kito-shin


連載「不登校の歴史」


 不登校と医療について、診断、投薬、入院などのあり方が過剰なのではないかという疑問から、再度その関係をきちんと考えてみたい、との動機から、2010年~11年、全国11カ所で連続セミナーが開催された。引き続き、あと3人の話を紹介する。

◎セミナー9
 森英俊さん(小児科医)
 
 不登校は子どもの学校との距離の取り方であって病気ではない。時代背景を反映してつくられていく障害や病気があり、発達障害はどこまでが本当か。子どもの発達は一人ひとりちがって当たり前。不登校は学校ストレスに対する子どもの自己防衛反応とも言える。医療が介入するときは、二次症状としてのうつ病圏内、あるいは神経症圏内などのときで、一時的に意味を持つ。
 
 休憩やひきこもりで気持ちが安定してくることは多い。新薬の使用頻度は多くなっているが、安易な診断や処方の傾向が増大している。(注意すべき薬剤名はここでは略)過剰医療は保険医の「療養担当規則」12条で違法性が規定されている。人間の心のなかには大きな危機から回復する「レジリアンス」がある。寄り添うこと、話を聞くことの大切さ、が語られた。
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