不登校新聞

246号(2008.7.15)

不登校子どもインタビュー/18歳・埼玉県

2014年09月04日 14:57 by 匿名
2014年09月04日 14:57 by 匿名


今回は本紙の投稿欄「はっつけあーと」に猫のイラストを投稿してくれている常連さんにお話をうかがった。いつもイラストに描かれる猫への思いのほか、自身の不登校経験についてうかがった。

――絵を描き始めたきっかけは?
 絵は好きで、小さいころからよく描いていました。いまみたいに、猫の絵を書き始めたのは、13歳くらいのとき。あるとき野良猫が迷い込んできて、家に住み着いたんです。そのあと、家のリフォームがあって急にいなくなっちゃったんです。

 じゃあ犬を飼おうと思っていたら、すぐまた迷い猫がふらっと現れて。その直後にまた1匹現れたんです。だから犬は飼えませんでした。

 わが家は猫屋敷状態!


――いつも投稿してくれている猫のモデルは、その2匹なの?
 あー……、猫は8匹飼ってるんですよ。1匹が子どもを産んで、みんな引き取ったから、まさに猫屋敷状態。

 これだけいるとご飯だけじゃなくて、誰かが風邪をひいたら全員ひいたりするから、まぁ大変ですけど、8匹ならではのこともあるのでおもしろいです。

――不登校のいきさつは?
 わが家は4人兄弟なんだけど、みんな不登校経験があるんです。

 私が行かなくなったのは小学校1年生のときで、理由は本当に「何となく行きたくなかった」ってだけなんです。だから、「何で学校行かないの?」と聞かれるのが一番イヤでした。ただ漠然とイヤで何とも言いようがないのに、それ以上の答えをいつも求められるんですよ。

 でも、小学校に入る前は、学校に行くのがすごい楽しみだったんです。友達と遊ぶのも楽しかったから、行き始めてからもしばらくは楽しかった。でも、学校に行くのがだんだんつらくなってきて。
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