庭の紫陽花が満開になり、雨の降る日が楽しみなくらいの時期です。関東地方の梅雨入りから20日あまりが過ぎ、どんよりとした雨雲が空いっぱいに広がっているかと思えば、打って変わって晴れ間から照りつける日差しは、日ごと強さを増しているようで、夏の訪れを感じずにはいられません。まだ体のほうが暑さに対応できておらず、気温が上がるたびに一気に体力を奪われて、疲れた疲れたを連発している身としましては、夏にはひとこと「もうちょっと待って!」と言いたいところ。
けれど、残念ながらその気配はなく、一昨日の夜、廊下の隅で蚊取り線香が焚かれているのを発見しました。今年一番、わが家の夏の香りです。(東京編集局・堂満由美)
読者コメント