不登校新聞

創刊号(1998.5.1)

【当事者の声】子どもいいたいほうだい

2013年03月06日 14:45 by koguma

ほっといて 考えているよ いろんな人に


司会 みんなにとって親ってどういう存在。

志昂 なんか、親に愛情をかけられる理由がわからない。お金もくれるし、掃除とかしてくれるんだけど、親だからというだけで、なんでやってくれるのかなというのが気になる。

有里
 親というのは、一番私のことをわかってくれようとしている人だと思うんだけど、たまにうざったかったりする。 

祐慈
 三、四年前は押しつけるようなところがあってうざったいと思っていたけど、だんだん自分がはっきりしてくるなかで、今は逆に一対一で話し合えるようになってきているし、上下の関係はなくなってきたかな。

司会
 親に言いたいこととかある。

志昂
 なにかやるとき、ついつい親が心配するかなあと思っちゃうんで、何も心配しないでほっといてほしい。あとは、親に今まで育ててきたんだから恩返ししろと言われることが結構不安かな。

有里
 好きなことをやっているのを見ているのが好きだからそうしててほしい。

司会
 世間にこれ言いたいとかある。

有里
 ずいぶん前に友達の家を泊まり歩いていたときに、なにかあったら親の責任になるんだから、親の言うことを聞けと言われて、確かにそうなんだけど、自分なりに考えてきているのに年齢で上から押しつけたりしないでほしい。

志昂
 それは本当にそう思うよね。父親なんかに「おまえは社会を知らない」とか言われちゃうとそうなのかなと思っちゃうし、言い返せなくなっちゃうよね。

司会
 12歳ぐらいで大人と同じ権利があったらなにしたい。

有里
 多分とっくに働いているな。

志昂
 とりあえず、飲んで遊ぶかな。後はホームレスになりながら、ただひたすら自分のやりたいことを日本中歩きながら探そうかなと思うけど、権利が逆に怖いというところもあるかな。

司会
 いま興味ある事は

有里
 「セブンイヤーズインチベット」という映画を見てからブッタとかに興味をもちはじめた。もともと、ヨーロッパの中世の時代に興味があるから、今年は図書館にひたりたい。英語も一人でポトポトやっていこうと思っていて、なんでかというと兄が今度アメリカの大学に行こうとしていて、私もアメリカに行きたいから。私は映画が好きで、特殊メイクにすごい興味をもっていてそっちの道に行きたいの。

祐慈
 全国を回っていろんな人たちに会いにいきたいと思っていて、その為のアルバイトかな。

志昂
 行っていないとどうしても同い年ぐらいの人と出会う機会が少なくて、僕は人が一番おもしろいと思っているから、たくさんの人が集まれる機会をつくりたい。今年の夏には全国子ども交流合宿をみんなと企画している。あとは、ずっと民族音楽に興味があるからその辺をやりたいかな。

司会
 遠い将来にやってみたいこととかある。

祐慈
 子どものケアという事ではなくて、子どものことに関わっていきたい。

志昂
 この髪型を続ける。

有里
 きたないからやめなよ。

志昂
 きたなくても、評価されなくても好きなことをやっていきたいね。

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