子どもが不登校をした際、「休むこと」がなぜ大切なのか。その意味を不登校経験者の実体験からひも解いた1冊だと言っても差し支えないでしょう。
著書の三浦真弥さんは現在、大学生。不登校になったのは高校2年生の冬でした。当時のようすを克明に記録した部分については、私が思うに「心が死にかけていたのではないか」というほど壮絶です。嘔吐が止まらず、1日1食の生活が3週間続く。しだいに手足を動かす・声を出す・風呂に入るといった当たり前のことができなくなる。布団で寝たきりの状態となり、ただ窓の外を眺めるだけの日々が続くのです。
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