9月10日、安倍首相がフリースクール「東京シューレ」を視察した。
視察では、不登校の当事者・経験者である会員・OB・OGと懇談したり、打楽器演奏に加わったりした。安倍首相は懇談中「生き方、学び方はさまざまであり、いろんな道があることを多くの人に知ってもらうことが大切だ」と話した。また視察後の取材では「学習面、経済面でどう支援ができるかについては文部科学大臣に指示をしたい」とコメントした。視察時のようすは下記のアドレスで視聴可能。
◎視察終了後、ぶら下がり取材でのコメント
記者からの質問
本日はフリースクールの視察をなさいましたが、まず、その狙いについてお聞かせください。またフリースクールには施設、保護者への経済的支援がないなど課題がさまざまありますが、政府としてはどのように考えられているでしょうか?
安倍首相
まず子どもたちがいじめなどにより学校に行けなくなっている、そういう状況から眼を背けてはならないと思います。すでにいじめ対策等については教育再生実行会議では提言をまとめたところではありますが、不登校の子どもたちにとっては東京シューレのような場を含めたさまざまな学びの場があり、そこで育っている子どもたちが、不登校の経験を活かしながらも夢を持って生きていることを伝えていきたいですし、学び方、生き方がさまざまなんだということをわれわれは受けとめながら対応をしていくことが大切だと思います。そうしたなかで教育再生会議の報告書を受けて、学習面、経済面でどういう支援ができるかについては、文部科学大臣に指示をしたいと思っています。
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