不登校新聞

244号(2008.6.15)

権力への迎合ではない 中村国生

2014年09月18日 14:58 by 匿名
2014年09月18日 14:58 by 匿名
 不登校新聞(現・Fonte)が丸10を迎えた。当事者あるいは当事者サイドの私たちが、私たち自身のメディアを持って歩んできたこの10年は、私たちに大きな変化と成果をもたらした。

 08年4月29日の本紙創刊10周年記念集会リレートークでも発言させていただいたが、不登校新聞のもっとも大きな功績は「社会変革への距離感」を縮めたことだと僕は思っている。

 このメディアを道具として、以前はアクセスできない、またしにくいと思っていた行政情報、文化人、著名人、政治家、異分野の市民運動など、数多くと出会い、多くの知恵を得ることができた。

 また紙面という場が結節点となり連携や協働が生まれた。以前、遠目に見ていた変革の道筋は、だいぶリアリティのあるものへと変わった。距離感の短縮は、状況を引き寄せたという面もあるが、力学的にはこちらから突っ込んでいったというほうが実感に近い。
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