不登校新聞

242号(2008.5.15)

イラク派遣差し止め訴訟

2014年10月02日 13:21 by 匿名
2014年10月02日 13:21 by 匿名
 市民約3000人が自衛隊のイラク派遣差し止めなどを求めた訴訟の判決が08年4月17日、名古屋高等裁判所(青山邦夫裁判長)で下された。判決の主文は原告市民の敗訴としながらも、判決内容は自衛隊が多国籍軍を空輸していることを違憲とした。この裁判は市民側が上告しなかったため判決は確定した。

 この裁判は、イラクへの自衛隊派遣が市民の平和的生存権(戦争や武力行使をしない日本に生存する権利)を侵害したとして派遣の差し止めや原告への損害賠償などを訴えた国家損害賠償訴訟。

 名古屋高裁は、航空自衛隊が首都バグダッドに多国籍軍を空輸していることについて「憲法9条1項に違反する活動を含んでいる」との判断を示した。

 判決はまずイラク情勢について以下のように指摘した。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…