子どもが自分の通う学校の情報などをネットに書き込む「学校非公式サイト」について、文部科学省は08年4月15日、中学校と高校を対象に実施した初の実態調査の結果を公表した。見つかったサイトは3万8260件。このうち約2000件をくわしく調べたところ、約半数に「うざい」「キモい」など、他人を中傷する言葉があった。
文科省は、学校非公式サイトの全体像を把握するため民間コンサルティング会社に調査を委託。下田博次教授(群馬大学)ら有識者や、NPO法人「青少年メディア研究協会」の協力を得て今年1~3月の状況を調べた。
文科省は、学校非公式サイトの全体像を把握するため民間コンサルティング会社に調査を委託。下田博次教授(群馬大学)ら有識者や、NPO法人「青少年メディア研究協会」の協力を得て今年1~3月の状況を調べた。
調査結果によると、確認できた学校非公式サイトの総数は3万8260件で、全国の中学・高校の総数(約1万6300校)の2倍以上にのぼった。このうち「2ちゃんねる」など巨大掲示板にスレッドとして掲載されたサイトが88%と多数を占めた。このほか中高生全体向けのサイトや少人数の生徒が内輪で集まる「個人ホムペ」が5%、特定のの生徒向けに開設されたサイトは2%だった。
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