98年5月1日の「不登校新聞」創刊から10周年を迎えることができました。NPO法人による全国紙であり、名前もずばり「不登校新聞」にどんな反響があるか、ワクワクドキドキの当時の思いは今も鮮明に甦ります。題字のデザインにも苦労しました。題字の背景の葉っぱのかげにたくさんの小さな子どもを描き加えたのは二男坊でした(漫画「森の喫茶店」の作者)。
本紙は子ども・若者が主体的に参加することによって新鮮な生命力が吹き込まれ、いつも子どもの視点を失うことなく続けてくることができたと自負しています。
当事者視点を重視するなかで、紙面にはこれまで子ども299名、若者165名が登場しました。また、親の手記も145本掲載してきました。
不登校新聞は、学校生活が息苦しく、追い詰められた子どもたちが新学期を前に相次いでみずから命を断つなかで、子どもと親を支えたいという思いから始まりました。
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