不登校新聞

241号(2008.5.1)

第241号 え、不登校を教護院に?

2014年10月09日 12:56 by 匿名

連載「不登校の歴史」


 1997年6月3日、「児童福祉法等の一部を改正する法律案」が、国会で可決成立した。

 児童福祉法が、戦後生まれて50年たち、時代と合わない部分がでてきていて、50年を節目に、改定しようという動きはうなずけた。しかし、そのなかに、不登校の子どもが教護院の入所対象者になる内容が企図された。

 厚生省の一部改正案は、44条の現行「教護院」を「児童自立支援施設」に名称変更し、その入所対象を従来より広げ、48条改正とともに学校教育を導入しようというものであった。

 入所対象拡大のなかに「不登校児童生徒」が考えられていたのである。

 この動きの背景には、前年12月に「中央児童福祉審議会」が出した「少子化社会にふさわしい児童自立支援システムについて」の中間報告があるのだが、そのなかの「施設の在り方」の項で「特に、教護院については、入所率の全国平均値が4割程度と著しく低いので、全国的な見直しを……」とあった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

553号 2021/5/1

ここ数年で広く知られるようになってきた「HSP」。HSP専門カウンセラーの...

552号 2021/4/15

学年別でみるといじめのピークは小学校2年生。低学年のいじめとはどんなものな...

551号 2021/4/1

みんながあたりまえにできることが、自分だけできない。そんな生きづらさは「発...