不登校新聞

239号(2008.4.1)

特集HE 家で親子が育ちあうとは

2017年05月10日 15:14 by 匿名
2017年05月10日 15:14 by 匿名


 今号はホームエデュケーション特集を組んだ。ホームエデュケーションとは、家庭を中心に成長するあり方で、その家庭では、親と子がともに育ち学びあっている。学校に行かない子の半数以上が在宅で過ごしていると言われている。そのためこの特集を組んだ。この記事では、鈴木家(仮名)、高田家(仮名)にうかがい、ホームエデュケーションの実際をうかがった。

 高田さんの家も、鈴木さんの家も、子どもの不登校デビューが早い。高田和樹くん(9歳・仮名)は小学校1年生の9月から、弟の浩太くん(仮名)は幼稚園拒否である。一方、鈴木麻紀さん(11歳・仮名)は小学校1年生の6月から。

 高田和樹くんの不登校は、まず体に現れた。学校から帰ると倒れ込み、しばらくしてから暴れるか泣きわめくようになった。母親の美里さん(仮名)は、原因を探ろうと学校と和樹くんから話を聞くが、よくわからない。とにかく明白なのは、日々、和樹くんが傷ついてることだけ。率直に「もう見ているのがつらい」と思い、和樹くんの不登校を受けいれた。
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