地球が危ない――。相次ぐ異常気象、生態系の変化など、地球規模での環境問題が注目されており、エコやリサイクルについても近年、大きな関心が寄せられている。そうしたなかで先日、「不燃ゴミから美容成分を検出した」という驚くべきニュースが報じられた。その真相を探るため、子ども・若者編集部は東京大学へと向かった。
厚生労働省によると、平成16年度における日本のゴミ総排出量は5059万トン。東京ドーム136杯分に匹敵し、1人あたり毎日およそ1kgのゴミを出している計算になる。
一方で、ゴミ焼却施設は年々減少している。結果、各地域でのゴミ処理が飽和状態にあり、都市部では圏外にゴミを排出する動きも起きている。
近年、地球環境やエコブームの高まりとともに、リサイクルに大きな注目が集まっている。
可燃ゴミについては、ゴミ焼却の際に生じる熱エネルギーを再利用するとり組みのほか、不燃ゴミの処理についても、使用済みプラスチックを細かく破砕したうえで溶解し、再びプラスチック製品に再生するとり組みが進められている。
また、品物を買った際の過剰包装を見直したり、レジ袋を有料化するなど、ゴミの排出削減について各地でさまざまなとり組みが行なわれている。
読者コメント