不登校新聞

238号2008.3.15

第1回 たけうちみわさんに聞く

2014年10月29日 13:27 by 匿名
2014年10月29日 13:27 by 匿名

連載「シングルマザーから見えるもの」


 たけうちさんがシングルマザーになったのは15年前、44歳だった。産休から復帰して3年、勤めていた会社が倒産した。

 「年収は300万円台で、親子2人で何とかやっていけると見込んでいたのが崩れてしまったんです。ようやく非常勤で週5日・30時間働けることになりましたが、年収は190万円がやっと。児童扶養手当等と減免制度をフルに使ってしのいでいこうというセカンドステージでした」。

 経済、職場、人間関係など大小の状況が揺れるなか、「しんぐるまざあす・ふぉーらむ」とも出会った。

 「保育園、アパート探し、職業訓練、福祉制度の受け方などなどわからないことばかりでしたから、電話相談から始め例会に参加したり、先輩たちがどんなふうにしてのりきってきたか聞ける場ができ、心強かったですね」。

 職場の移転とともに東京都府中市に転居して2年目、地元のシングルマザーどうしでつながる活動を始めた。たけうちさん自身が地域での知り合いがほしかったのと、それまでの経験が若いお母さんたちに役立つかもと思ったからだ。
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