著者・角田光代 発行・光文社文庫
不思議な物語だった。東京近郊の街に住むフツーの人々が登場する10の短編集。
1つ目は「空の底」という、同級生と駆け落ちの約束をしたけれど、相手が待ち合わせの場所に現れなかったために、「道を踏み外さなかったわたしの日常」に戻る女子高生の話。されど、フツーの生活は謎に満ち満ちていてスリリングなのだ。その女子高生の日常のすぐ外側で生活している人々が主人公である。
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