警察庁は、07年の少年犯罪と犯罪被害の状況をまとめた。警察庁によると、昨年、刑法犯で検挙された少年(14歳以上20歳未満)は、10万3224人となり、前年に比べ9593人減となった。これで少年の検挙数は4年連続で減少し、すべての罪種で減少が見られた。いじめに起因する事件件数は201件で、前年より32件減少、検挙・補導人数は457人で3人減少した。
刑法犯で検挙された少年の内訳だが、検挙された少年のうち、もっとも多かったのは、自転車などを盗む「乗り物窃盗」や「非侵入窃盗」で5万5763人、少年検挙者数全体の54%を占めていた。凶悪犯(強盗、放火、強姦、殺人)は1042件で、前年より128人減少、4年連続の減少となった。また、凶悪犯のうち、もっとも多かったのが強盗757件で、凶悪犯全体の72・6%を占めていた。
読者コメント