文部科学省は、2008年度から全都道府県計141地域に「スクールソーシャルワーカー」を配置することを決めた。予算規模は約15億円。08年度の予算折衝過程で、予算案に盛りこまれた。
文科省によると、スクールソーシャルワーカーに求める役割は、学校と関係機関との仲介。恒常的に専門家の協力を得られる仕組みを整えることで、家庭状況に合った対応をし、教員の負担を軽減することが目的。スクールソーシャルワーカーは、日常的に小中学校内で活動し、いじめ、不登校、虐待などの相談を受けた場合、福祉施設や警察、ボランティア団体などに協力を要請したり、生活保護などを紹介したりする。
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