不登校新聞

234号(2008.1.15)

論説「家族の再生と新たなつながり」

2014年11月19日 14:46 by 匿名


 保護司会(注)で講演をする機会があり、保護司の人たちとの活動や少年犯罪や事件に巻き込まれた子どもたちの話を直接聞くことができ、意見交換もすることができた。子どもに関わる昨今の事件などをめぐって考えさせられるのは、大人たちの過剰な期待や不安が、かつてなく子どもたちに大きく投影されているということだ。

 大人社会の競争・成果主義の結果、新たな格差が生まれ、子どもたちの日常生活や学校生活にまで競争や格差が持ち込まれている。学校制度も国家や社会の要請を受けるようなかたちで変動をくり返し、社会に受けいれられるための人材をつくり出すシステムの一部となってしまった。家庭も学校の受け皿となり、もともと家庭が持つ休息、安楽の場を失いつつある。
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