
連載「家庭内暴力」
子どもの家庭内暴力に直面した家族が、最近、もっとも多くとる方法は医療であると感じる。もちろん、医療、なかんずく精神医療はよき助けであり、よき助けとなるべき存在である。連載を読んでいただいてわかる通り、家族はとても大変で、へとへとになり、「家族だけでは支えきれない、もう限界だ」と日々感じるため、医療にかけこんでも不思議はない。
また、家族が医療に関わる気がなくても家庭内暴力のさなか、人は傷つき、ものは壊れ、殺されるかもしれないという恐怖感が走り、警察を呼んでしまうこともある。事態に驚いたご近所の人が警察を呼んだ例もある。警察は現場にくると本人を力づくで取りおさえ、精神科へ送りつける。
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