文科省は07年11月15日、06年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(確定版)を発表した。調査によると、いじめが12年ぶりに増加し、前年度比6・2倍増の12万4898件となった。文科省は増加について「原因の分析はまだだが、いじめの定義変更や調査方法を変えたことが大きい」と話した。
いじめ「認知件数」を学校別でみると、小学校6万897件(05年度の約12倍)、中学校5万1310件(同約4倍)、高校1万2307件(同約6倍)、特殊教育諸学校(現在は特別支援学校)は384件(05年度71件)。小中高、特殊教育諸学校の55%にあたる2万2159校でいじめが確認され、1校あたりの認知件数で換算すると、小学校2・7件、中学校4・7件、高校2・3件、特殊教育諸学校0・4件となっていた。
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