2005年に大阪府寝屋川市の市立小学校で、当時17歳の卒業生が教職員3人を殺傷した事件の控訴審判決が下された。07年10月25日、大阪高裁(古川博裁判長)は懲役12年(求刑無期懲役)とした昨年06年10月の一審・大阪地裁判決を「軽すぎて不当」とし、懲役15年を言い渡した。その後、被告側は上告をしなかったため、判決は確定している。
判決によると、05年2月14日、当時17歳の少年が、悪感情を抱いていた小学校時代の担任教諭を「刺す」という思いに駆られ、母校の小学校に包丁2本を持って侵入。その日、たまたま応対した教員(当時52歳)を刺殺し、2階職員室で女性栄養士と女性教諭を刺して重傷を負わせた。
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