◎いざ最後の決断へ 

 企画始動から、変わったこと、心に残ったこと。自分のなかで言えばお金のことが第一にあがる。この企画では「食べない」「殺さない」という選択をしたときにその鶏を売ることができるよう、ふつうのニワトリではなく「品種」として価値のある鶏を育てきた。その卵を手にいれるのに、卵代、送料、もろもろ含めて地味にお金がかかる。助成金からの負担もいただいた。それなのに、命ゆえ、失敗(途中で死亡)すること3回。孵化しなかった、生きている時間が短すぎて、話のネタがない。記事がないのにお金のかかる企画。もう、あとがない、失敗するわけにはいかないんだ! そして動物愛護法の改正に伴い、インターネット最大手の生き物オークションの生き物部門廃止。もし殺さないという選択をしたときに、一番あてにしていた「売る場所」がなくなってしまったのだ。里親のアテもあるが、不安は拭いきれず。

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