不登校新聞

229号 2007.11.1

ビルマの軍政問題を考える

2015年01月08日 14:45 by 匿名
2015年01月08日 14:45 by 匿名


 07年9月26日、ミャンマー(旧・ビルマ)にて、僧侶も加わった抗議デモへの大規模弾圧が始まった。ミャンマー政府は鎮圧に際し、9名の死亡を確認したと発表したが、この一連の問題をどう考えるべきか。国際的な人権団体であるアムネスティ・インターナショナル日本の事務局長・寺中誠さんにお話をうかがった。

 アムネスティは、市民の力に基づいて活動する国際的な人権団体。ビルマ(注)についても88年の軍事クーデター以降、不当逮捕や拷問など、軍部が強いる人権侵害に対して強く批判してきた。

 「ビルマ独立の父と呼ばれるアウンサン将軍は、ビルマに駐留していた旧日本軍に所属し、日本軍が壊滅した後、その軍備を用いて革命を達成しました。その軍部が、結果的に現在に至るまで政権を握っているのです。日本は、ビルマ軍事政権の成立に少なからず関与しているのです」と、ビルマ建国の流れについて寺中さんは語る。軍部による政権掌握が続くなか、一人の民主化運動家が徹底した非暴力を訴えて立ち上がった。アウンサン将軍の長女、アウンサンスーチーさんである。
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